クロアチア人ママに学ぶ、ザワークラウト(キャベツのお漬物)作り
みなさん、こんにちは!
少し前になりますが、ママ(義母)にキセリ・クプスの作り方を教わったので、今日はその時の様子をお届けします。
なお、このブログ記事の内容は下のYouTube動画にもまとめていますので、よろしければそちらもご覧いただけると嬉しいです(記事で読んでいただくより、よりわかりやすいと思います)(*^^*)
キセリ・クプスとは?
「キセリ・クプス(Kiseli kupus)」とはキャベツのお漬物のこと。日本ではドイツ語のザワークラウトという名前で知られている食べ物です。
日本で売られているザワークラウトは千切りにしたものが多く、ドイツ料理のひとつ(ソーセージの付け合わせなど)として知られていますが、クロアチアでも広く愛される食材です。
クロアチアではソーセージの付け合わせ以外にも、(↑)こんな風にロールキャベツなどにも使われます。なお、このクロアチア風ロールキャベツは「サルマ」という家庭料理。
私はクロアチア料理で、このサルマが一番の好物です!(「クロたびしょう」では、サルマの作り方も動画でご紹介しています。よろしければご覧いただけると嬉しいです♪)
クロアチアでは、キセリ・クプスはスーパーや市場で売られており、(↑)こんな風にパッキングした状態のものを手軽に買うことができますが、お家で手作りする人がたくさんいます。
クロアチアでは「自家製」を愛する文化が根強く、キセリ・クプスに限らず、いろんなものをお家でママたちが手作りするのです(*^^*)
では、さっそくキセリ・クプスの作り方を見てみましょう!
自家製キセリ・クプス(ザワークラウト)
【必要なもの】
キャベツ:20㎏
塩:700gくらい
お湯:適量
まずはキャベツの下処理をします。
芯を切り取って、かたい部分や汚れている葉っぱを取り除きます。(うちのママは「きれいだから、必要ないわ!」と、キャベツの水洗いはしません)
今回ママが買ってきたキャベツの量は全部で20キロ。クロアチアでは日本と比べると野菜がとても安く、1kgあたり約3~4クーナ(約50円~70円)が相場。なので、20キロ買っても1400円もしません!
ご家庭によって漬け方はいろいろですが、うちのママの作り方は最もシンプルな方法。
ママが使うのは、キャベツと塩、そしてお湯のみ。でも、レシピによっては月桂樹の葉っぱやリンゴ、マルメロ、スパイスなども一緒に漬け込む人もいるみたいです。
なお、クロアチアの家庭でザワークラウト作りが行われるのは基本的に気温が寒くなる秋以降。気温が高いとうまく発酵せずに腐ってしまうので、気温が低い秋や冬に作ります。
キャベツの下処理が終わったら、人肌ぐらいのお湯に塩を溶かして、ポリバケツの中に投入します。
塩の量は、一般的にはキャベツ15kgに対して塩0.5kgくらいが目安だとされています。
お水の量は「キャベツがしっかり浸かるまで」です。
塩水でキャベツが浸かったら、あとは上に重しをのせてフタをして、1~2カ月放置すれば完成!(うちでは重しとして、水を入れた2Lのペットボトル2本を入れました)
発酵するまでは、だいたい18~22℃くらいの温度の所で保管するのが理想とされていますが、我が家では寒い時期にポリバケツを外の日陰に放置しているだけです。
なお、発酵し終わったキャベツは5℃以下の涼しい所に保管するのが理想だと言われています。
いずれにせよ、ザグレブは秋になると、日中の気温は毎日10度以下になりますし、真冬になると連日5℃以下があたりまえなので、うちのママは基本的に漬けた後はずっと外の日陰に放置しています。
ビタミンC豊富で体にやさしい発酵食品、キセリ・クプス(ザワークラウト)。
ちょっと手間がかかりますが、日本でも作ろうと思えば作ることができるので、気になる方はぜひチャレンジしてみてくださいね♪
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