【クロアチア便り】おとぎの街『マリヤ・ビストリッツァ』へ遊びに行ってきました
みなさん、こんにちは!
今日は家族でマリヤ・ビストリッツァ(Marija Bistrica)へ遊びに行ってきました。
私たちが住む首都のザグレブからマリヤ・ビストリッツァまでは車で小一時間。
これまでは友だちとクリスマスの時期にマリヤ・ビストリッツァへ行くのが毎年恒例でしたが、今年は残念ながらお互いうまく予定が合わず、私たち家族だけで行くことにしました。
クリスマスは終わってしまいましたが、クロアチアの各町では年明け7日頃までクリスマス・ムードが漂っているところがほとんど。
マリヤ・ビストリッツァでも可愛らしいクリスマス・デコレーションが街を彩っていました。
ところで、こちらの過去記事で詳しく紹介していますが、クロアチアのカトリックの一大聖地であるマリヤ・ビストリッツァ。
街の真ん中にある教会のすぐ横には小高い丘(ヴィア・ドロローサ)があり、街を訪れる多くの人はこの丘を登り頂上で祈りを捧げます。
(2歳半の)娘が「登りきれるかな?途中で抱っこって言うかな…?」と、ちょっと心配しながらスタートしましたが、途中時折「つかれたっ」と休憩することはあっても、がんばって丘の下まで自分の足で歩き切ってくれました。
丘を下りきった瞬間、「だっこ~」と一瞬電池切れになりましたが、教会付近のお土産店エリアに近づくとシャキッと復活(笑)
お店の前に並べられているおもちゃやぬいぐるみを見つけて目をランランと輝かせ「おりる」とジタバタ。
「あ〜…どうしよう。買ってあげたいような気もするけれど、ぬいぐるみは家にもいっぱいあるし、どうせすぐ飽きちゃうしな…」と悩んで「ほらっ!あっちのお城(教会を見に行こう!)」と声をかけると、少しだけグズったものの、意外とあっさり諦めてくれました(笑)
そんなこんなで教会前の広場に到着。
童話の世界から飛び出してきたような、可愛らしいクリスマスの景色が広がっていました。
まるでお城のような外観の美しい教会。
(仕事柄、これまでクロアチア各地の教会を訪ねてきましたが)私は個人的に「クロアチアで最も美しい教会」のひとつだと思っています。
ところで、(↑)これはマリヤ・ビストリッツァを含むこの辺りのエリア(ザゴリエ地方)の伝統的な木のおもちゃを模ったもの。
ザゴリエの伝統的な木のおもちゃは19世紀に発達した工芸品で、2009年にはユネスコ世界無形文化遺産にも登録されました。
広場に飾っていた(↑)この巨大な木のおもちゃは一般的なサイズの約13倍もあるのだとか。
実際に乗って楽しめるので、娘も喜んで何度も乗ったり降りたりして遊んでいました。
広場でしばらく遊んでから、今度は教会の中へ。
教会内部もクリスマス・ムード満点で、とっても素敵でした!
クリスマス・ツリーの飾りは、マリヤ・ビストリッツァらしくリツィタルで飾られていました(↓)。
(リツィタルとはザグレブやマリヤ・ビストリッツァを含む中部クロアチアで古くから伝わる民芸品。
木のおもちゃと並び、リツィタルもクロアチアのユネスコ無形文化遺産に登録されています。リツィタルについて詳しくはこちら(【クロアチア土産にも!】可愛いハートの民芸品「リツィタル」)の記事をご覧ください)
さて、教会を拝観したあとは、また広場に戻ってカフェ・タイム。(広場にあるカフェで休憩しました)
案の定、娘はじっとしていないので、夫と交代で娘を広場で遊ばせながらのカフェ・タイムでした。
マリヤ・ビストリッツァにはこれまでもう何度も足を運びましたが、今日はじめて子供と訪れて、改めてとってもメルヘンチックな雰囲気の街だな…と感じました。(教会以外何もない小ぢんまりした所だけど…)
丘を登って、教会をちらっと訪れて、広場で娘を遊ばせて、カフェで休憩して…という流れで、マリヤ・ビストリッツァで約3時間程楽しみました。
「ガッツリ観光気分を楽しみたい!」という方にはおすすめしませんが、「美しい&ユニークな教会建築が好き」「カトリックの聖地巡礼に興味がある」「クロアチア滞在中にたっぷり時間があって、あまり一般的な観光客が行かない場所に行ってみたい」という方は、ザグレブからのプチ日帰り旅行先として訪れてみるとおもしろいかもしれません。
それでは…!
(2023年12月28日公開 小坂井真美)
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