【現地レポート】まだまだ知られざる魅力満点のクロアチア&スロベニア!
まだまだ知られざる魅力満点のクロアチア&スロベニア!
こんにちは!
先月(6月)末、1週間ちょっとかけてクロアチア、スロベニアの内陸部の町を飛び回ってきました!
クロアチアで訪れた町はヴァラジュディン(Varaždin)、シサック(Sisak)、カルロヴァッツ(Karlovac)、ベラヴィツィ(Belavići)。
スロベニアで訪れた町はリュブリャナ(Ljubljana)、ブレッド(Bled)、イェセニツェ(Jesenice)、カムニク(Kamnik)、クラニ(Kranj)。
今回は観光とは別の仕事で上記都市を訪れたのですが、スロベニアのリュブリャナとブレッド以外は、まだあまり日本人観光客に広く知られていない町ばかりです。
また当サイトのコンテンツとして少しずつ情報を加えていきたいと思いますが、特にスロベニアのクラニとカムニクは、とても美しい素敵な町でした!
どちらも日本のガイドブックやインターネットのサイトでは極端に情報が乏しい町のため「そんな町、聞いたこともない」という方も多いのではないでしょうか。
今回はかなりざっくりとではありますが、特に印象的だった素敵な町の様子を写真と共にご紹介します!
プレシェーレンゆかりの町
「クラニ」
スロベニアの国民的詩人プレシェーレンが暮らし、その生涯を閉じた町として知られるクラニ。
リュブリャナからクラニまでは鉄道で約30分程度(道中、車窓からの景色も長閑で美しいです!)。リュブリャナから気軽に日帰りで足を延ばすことができます。
クラニは中世の街並みを色濃く残す、渓谷の町。
サヴァ川とコクラ川によって生み出された深さ30メートルの渓谷の上、非常に見晴らしの良い所に位置しています。
自然の地形が要塞の役割を果たしたクラニですが、中世になると城壁等も築かれ、このあたりの地方の中心地として栄えたのだとか。
お天気の良い日には、オーストリアとの国境に位置するカラヴァンケ山脈(Karawanke)を望むことができるそうです。
歴史地区にも指定されているクラニの旧市街。
私たちが訪れた日はあいにく祝日だったため、ほとんどのお店が閉まっていましたが、ぶらぶらと街歩きするだけでも楽しい素敵な町でした。
スロベニア最古の町「カムニク」
クラニと同様、カムニクもリュブリャナから気軽に足を延ばすことができる町。リュブリャナからカムニクまでは列車で約1時間程度です。
スロベニア最古の町のひとつとして知られるカムニク。文献に初めて記録されたのは11世紀頃と、古い歴史を誇る町です。
12世紀頃には、この地方(カルニオラ州)で最も影響力のある都市となり、経済的・文化的な中心地として栄えたのだそう。
ですが、13世紀半ばにリュブリャナに追い越され、かつての繁栄は過去の栄光となりました。
今ではすっかりと息をひそめ、観光シーズンだというのに静かなでゆったりとした空気が街全体を覆っていました。
ですが、あまりごみごみとした観光地が好きではない筆者の目には、そんな静かなカムニクは非常に魅力的に映りました。
町の高台には古城跡があり、そこからは美しい渓谷とそれを囲む山々、そして麓に広がクカムニクの街並みを一望することができます(↑)。
ところで、カムニクではコロコロ変わるお天気に翻弄されました。まるで嵐のような強風と横殴りの雨に見舞われたかと思えば、数分後にはカラッと雨が上がり、青空が広がったり・・・。
地元の話によると「山間に位置している町だから、カムニクは天気が変わりやすい」のだとか。カムニク観光の際は「変わりやすいお天気に要注意!」です。
またカムニクの人は非常に気さくで親切だったのも非常に印象的でした。
いつかまたの機会に、ザグレブからカムニクにゆるり週末旅行に出かけてみたいなぁ・・・と夢見ています。
ザグレブっ子に密かに人気の穴場「ベラヴィツィ」
クロアチアのベラヴィツィ(Belavići)に関しては、日本語での情報はほぼ皆無。
クロアチア人でも「知らない」という人が多い小さな町ですが、知る人ぞ知る、ザグレブから人気の小旅行先なのです。
「ムレズニッツァ」という川が流れるベラヴィツィ。川以外には特に何もない田舎のベラヴィツィですが、夏になると川遊びを楽しんだり、美しい景色を眺めながらのんびりとした時間を過ごしたい人が集まってきます。
そんなベラヴィツィでは、川で泳いだり、ボート遊びを楽しむ人がたくさんいました。
川遊びを楽しむ以外、特に何も無いところなので「クロアチアでたっぷり観光を楽しみたい」という方には不向きですが、夏にザグレブで長期滞在される方で「自然の中でゆっくりしたい」という方にはおすすめしたい穴場スポットです。
バロックの古都「ヴァラジュディン」
ザグレブの北80kmに位置する古都、ヴァラジュディン。
小さいながらも美しく、歴史豊かなこの町はザグレブからの日帰り観光地としても人気があります。
筆者は気候の良い時期にヴァラジュディンを訪れたのは今回が初めてだったのですが、記憶していたよりもずっと美しい町で、すっかり惚れ込んでしまいました。
色とりどりのお花が咲き、青空にピンクやイエローなどのカラフルな建物が映え、まるで絵本の世界のよう。
以前に訪れたのは、どんより曇り空の寒い時期だったので、今回久々に訪れてヴァラジュディンに対する印象が大きく変わりました。
また当サイトでも、ヴァラジュディンに関するコンテンツを増やしていきたいと思います!
⇒ ザグレブからヴァラジュディンへのアクセス方法はコチラ
服装選びが難しい!夏の内陸部の町々
ところで、この1週間、毎日頭を悩ませたのが服装選び。
クロアチアでもスロベニアでも、天気予報では毎日「晴れ時々雨または曇」という非常に不安定なお天気。内陸部の町では連日最高気温は20度ちょっと、6月末らしからぬ肌寒い日が続いていました。
毎日、早朝は上着が必須な肌寒さ。薄手の長袖、ズボンの上に風を通さない上着またはパーカーという格好でも、まだ寒さを感じるくらいでした。
また日中でも雨が降ると、夏服だけでは凍えてしまうような気候。なのに、日中太陽が雲から顔を覗かせると、日がじりじりと照り付け、急に気温が上がり暑く感じることもしばしば。
毎日重ね着スタイル&リュックサックに上着を入れて持ち歩くスタイルで、こまめに服装を調整しながら過ごしました。
真夏でさえ、急に冷え込むことが珍しくないクロアチアとスロベニア。急な気温変化で体調を崩さないように、温かい服も念のために用意していらしてくださいね。
(2018年7月4日 小坂井真美)
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