【スロベニア便り】落ち葉舞う、10月下旬のブレッド&リュブリャナ
10月末のブレッド湖 先日、久しぶりにお隣スロベニアのブレッドとリュブリャナへ行ってきました。(※約1か月前のスロベニア(ポストイナ&ブレッド)の様子について綴ったブログはこちら) スロベニア現地の最新の気候や観光中の服装について気になる方もいらっしゃると思います。そこで今日は10月末のブレッドとリュブリャナ現地の様子を写真と共にお伝えしますね。 この日のブレッド、リュブリャナのお天気はあいにくの雨☂ 天気予報によると、かなりお天気が悪そうだったので少し心配でしたが、結果的には途中青空も広がり、傘の出番はあまりありませんでした。 ブレッド、リュブリャナ共にこの日の気温は15度前後。暖かい服やコートをしっかり着ていれば寒さを感じることは、ほとんどありませんでした。 ザグレブを出発して、最初に立ち寄ったのはブレッド。 ブレッド湖 あいにくの曇り空で少し霞がかっていましたが、ちょっぴりミステリアスな雰囲気が漂い、それはそれで美しい景色でした。 お昼が近づくと、ブレッド湖では冷たくて強い風がびゅ〜びゅ〜と吹き荒れるように…。 そうすると体感温度は一気に下がり、コートを着ていても寒さを感じるほどでした。 雨も降りはじめた上に、あまりにも風が強いため、ブレッド湖のプレトナボート(手漕ぎボート)もしばらく運航しそうになかったので、お天気が回復することを願いつつ、お昼ごはんを食べながら様子を見ることに。 (※プレトナボートは風や雨が強い悪天候時には運航しません) 願いが通じたのか、お昼ごはんを食べ終わった頃には、すっかり風は止み青空が広がっていました! プレトナボートも運航され、ブレッド島に渡ることもできました♬ 青空が広がると、ブレッド湖周辺の景色もよく見えるようになったのですが、周囲の一部の山頂が白くなっていることに気がつきました。 白い山肌のため、雲や霞などがかかっていると(白い岩が)雪が積もっているように見えることもあるブレッド周辺の山。 念のためにプレトナボートのおじさんに「あの白いのは雪ですか?」と尋ねると「そうだよ〜」とおじさん。 クロアチアと同様、例年と比べると10月末のわりにはまだまだ暖かいブレッドですが、それでも山では雪が降ったみたいです。 ブレッド島 その後ブレッドを出発、首都のリュブリャナへ。 リュブリャナに到着する頃にはすっかりお天気も回復。 リュブリャナ 気持ち良い青空が広がっていました! 街中を歩く人々はみんな、長袖、長ズボンにコートという格好でしたよ。 夕暮れ時のリュブリャナ ところで、夕暮れが近づくと、なんとも言えない独特の美しい色合いに包まれるリュブリャナ。 特に秋の夕暮れは、いっそう情趣が深くなります。 近々リュブリャナへお越しの方は、秋の日暮れのリュブリャナ散策も堪能してくださいね。 (2018年10月28日 小坂井真美) ⇒ クロたびスタッフおすすめのザグレブ発ブレッド&リュブリャナ日帰りツアーはこちら 落ち葉が舞うリュブリャナ ブレッド観光情報をチェック! ⇒ ブレッド観光スポット一覧はこちら ⇒ ブレッドのお土産ショップ情報はこちら ⇒ ブレッドのレストラン・カフェ情報はこちら ⇒ ブレッドのホテル情報はこちら リュブリャナの観光情報をチェック! ⇒ リュブリャナ観光スポット一覧はこちら ⇒ リュブリャナのお土産ショップ情報はこちら ⇒ リュブリャナのレストラン・カフェ情報はこちら ⇒ リュブリャナのホテル情報はこちら ⇒ 【保存版】旅行前にチェック!リュブリャナ観光基本情報 ⇒ 【旅行前にチェック】リュブリャナ観光に便利な『リュブリャナカード』 ⇒ 【節約派必見】リュブリャナをお得に楽しむための6つのヒント ⇒ 【旅行前にチェック】スロベニアの首都、リュブリャナでしたい5つのこと ⇒ 【保存版】リュブリャナからおすすめの日帰り旅行先12選 ⇒ 【日本人が知らない穴場】スロベニアの首都リュブリャナを訪れるべき7つの理由 記事
【現地レポート】紅葉に包まれるブレッド城と湖
あ こんにちは! 先週は立て続けにスロベニアへ行ってきました。 土曜日(14日)はその週3度目のスロベニア。 この日はリュブリャナとブレッドを訪れました。 ザグレブからだと気軽に日帰りで訪れることができるスロベニア。 そのため筆者もよく仕事で足を運びますが、1週間で3回も訪れたのは初めてでした(;´▽`A“(笑) でも、何度訪れても美しいスロベニア。 クロアチアとはまた異なる魅力のある、とっても素敵な国です! 先日、リュブリャナの様子を当ブログでお伝えしましたが、今日は秋に包まれるブレッド湖の様子をお伝えしたいと思います。 (秋のリュブリャナの様子は「【現地レポート】秋のリュブリャナ、ノスタルジックな夕暮れ」をご覧ください) 今週は2回ブレッドを訪れましたが、両日ともにとても良いお天気で、暑くもなく寒くもなく、散策にはぴったりの気候でした。 黄色やオレンジ色に染まるブレッド湖周辺の木々。 地面にはたくさんの落ち葉が積もり、まるで絨毯のよう。 ブレッド湖全体が秋に包まれていました。 人気がない静かな湖畔のベンチで腰をかければ、聞こえてくるのは鳥のさえずりと落ち葉が地面に落ちる音だけ・・・。 しばし、まるでおとぎ話の世界に飛び込んだような時間... »記事
【スロベニア】「アルプスの真珠」ブレッドを訪れるべき5つの理由
「アルプスの瞳」「アルプスの真珠」など、様々な美しい言葉で称えられる、スロベニアの湖畔の街ブレッド。 旧ユーゴスラビア各国のいろんな町を旅してきた筆者ですが、そのなかでもブレッドは特にお気に入りの町のひとつ。何度訪れても決して飽きず、いつもその美しさに思わずうっとりとさせられます。 今回はみなさまにブレッドを訪れていただきたい理由、ブレッドをおすすめする理由を5つお伝えします。 おとぎ話の世界に浸れる おとぎ話の世界の景色が広がるブレッド 静かな湖、湖の上に浮かぶ教会、湖畔を望む崖の上に建つお城・・・。 おとぎ話の世界からそっくりそのまま抜け出して来たような、実にロマンチックな景色が広がります。 月と星が輝く夜や、うっすらと白い靄に包まれた幻想的な朝など、人気のない静かな湖畔を歩くと、まるでおとぎ話の世界に迷い込んでしまったかのような気分に浸ることができます。 穏やかな時間を楽しめる ブレッドは小さな小さな町。湖に浮かぶ聖マリア教会とブレッド城以外これといった観光スポットはないため、「観光」と言う観点からは見所は少ないと言えるかもしれませんが、それこそがブレッド最大の魅力なのです! ブレッドでは大いにショッピングを楽しんだり、観光スポットを次から次へと駆けずりまわったり、おいしい屋台の食べ歩き楽しんだり・・・というような楽しみ方はできませんが、美しい自然に囲まれながら、心から穏やかな気持ちになれるゆったりとした時間を過ごすことができます。 プレトナ・ボート(伝統の手漕ぎボート)に揺られて湖を渡ったり、お城のテラスから美しい景色を一望したり、湖を眺めながらカフェでまったりとお茶を楽しんだり、湖畔のベンチでぼ~っと腰掛けたり・・・。 また古くから保養地としても人気のあるブレッドには、数多くのスパ施設(主にホテル内)が点在しています。一味違ったブレッドでの心地良い時間を過ごしてみたいという方はぜひ! 日頃のストレスや緊張から自分を解放してあげるのに、ブレッドはとってもおすすめな町なのです。 “願いが叶う”鐘がある ロープを3回引きましょう ブレッドのシンボルといえば、湖にぽつんと浮かぶ島に建つ『聖マリア教会』。この教会には“鳴らすと願いが叶う”と言い伝えられるつ鐘があります。 伝説によると、この鐘をしっかり3... »記事
ブレッド湖を一望!人気の湖畔レストラン Grajska Plaza
© Grajska plaža d.o.o. ケーキやコーヒーだけでも! ブレッド城が建つ崖の麓に位置する、人気の絶景レストランGrajska... »記事
【絶景】まさに「天空の鏡」!スロベニア・ブレッド湖
ブレッド湖に浮かぶ聖マリア教会 先日、日本からお越しになられた方と一緒に、ザグレブから日帰りでスロベニアのブレッド湖へ行って来ました。 お天気ひとつでかなり印象が変わるブレッド。この日のブレッドは天気予報によると「雨と曇り」。「せっかく遥々日本からお越しくださったみなさんにブレッドの絶景を見て頂きたい!」と思う反面「どんなお天気になるかな~・・・」と、ちょっぴりドキドキしていたのですが、運よく晴れ間に恵まれました! いつ来ても美しいブレッドですが、真っ青な空の下に広がる湖の景色は格別です! 寒く空気が澄んでいるからでしょうか。今まで何度も晴れの日のブレッドを訪れましたが、この日はいつも以上に空が青く、湖全体が美しく輝いて見えました。 またほとんど風が吹いていなかったため、湖もとても穏やかで、まるで湖面が鏡のよう。 ブレッド城にも行ったのですが、そこからの眺めは筆舌に尽くしがたい美しさでした・・・!鏡のようになった湖面に青空が写り込み、その様子はまさに「天空の鏡」!! 今まで見てきたブレッドの絶景の中で、特に印象に残る最も美しい風景でした。 ブレッド城からの眺め ここに載せている写真はすべて無加工。しかも一眼レフではなく、スマホのカメラで撮ったものです。実際の景色は写真で見るより百倍も美しいですよ・・・! この日一緒にブレッドを訪れた方も「本当に綺麗ですね!絵葉書のように美しいです!」「あまりガイドブックなどでも取り上げられていないし、載っていたとしても小さな写真しか載っていないので、今日ここに来るまでブレッドがこんなに美しい場所だなんて知りませんでした」と感激していらっしゃいました。 まだまだ日本では知名度が低いブレッド湖ですが、もっとたくさんの方にこの美しい町を知っていただきたいなあ、と改めて感じました。 ブレッド城内の人気スポット、活版印刷所 まだ3月はオフシーズン中のブレッド。この日は観光客の姿もまばらで、鳥のさえずりが聞こえてくる程静かな雰囲気の中、ブレッド散策を楽しむことができました。 いつもたくさんの観光客で賑わうブレッド城ですが、この日はお城の中もほぼ貸切状態。いつもは観光客でいっぱいで、なかなかゆっくり見学することができないブレッド城内の人気スポット「活版印刷所」も、じっくりと見学することができました♬ ブレッドの観光シーズンは気候の良い、4月末から10月中頃まで。やはり春や夏の湖の美しさも格別ですが、やはり観光客もぐんと多くなるので、静かな雰囲気のブレッド湖を堪能できる今くらいの時期は意外と狙い目なんじゃないか・・・と今回思いました。 ブレッド城、展望塔からの景色 ブレッドからザグレブに戻る途中、首都のリュブリャナにもちょこっと立ち寄りました! 静かなブレッドとは一転。リュブリャナはいつ行っても人で賑わう、活気あふれる町。まだまだ寒いリュブリャナですが、ザグレブと同じく、春を待ちきれない地元の人たちが、テラス席で楽しそうにおしゃべりに花を咲かせていました。 リュブリャナのシンボル、ドラゴン 今回もそうでしたが、スロベニアを訪れた方からはよく「思っていた以上に素敵な所でした」「あまりスロベニア関連の情報がないので来てみるまで、あまり魅力などがいまいちよくわかりませんでしたが、来てみてよかったです!」などというお声を耳にします。 日本ではクロアチア以上にまだまだ知名度が低いですが、魅力満載のスロベニア! これからもっと『クロたび』でもスロベニア情報もいろいろ発信してゆきますね♬ (2017年3月10日 小坂井真美) 【関連記事】 ●【基本情報】行く価値あり?願い事が叶う鐘がある『ブレッド島』 ●【必見】スロベニア・ブレッド|これだけは押さえたい観光スポット3選 ●【保存版】ブレッド観光|プレトナ・ボートとは?乗り方、おすすめルートは? ●お土産探しにも!ブレッド城でチェックしたい4つのお店 ●【保存版】(スロベニア)リュブリャナ=ブレッド❘アクセス方法 ●【保存版】旅行前にチェック!リュブリャナ観光基本情報 ●【保存版】1日でリュブリャナを満喫!おすすめモデルプラン ●【旅行前にチェック】スロベニアの首都、リュブリャナでしたい5つのこと 記事
【ザグレブ発】ブレッド湖&ポストイナ鍾乳洞 / スロベニア日帰りプライベートツアー
スロベニアの人気観光地『ブレッド湖』 ヨーロッパ最大の規模を誇る神秘の『ポストイナ鍾乳洞』。そして、まるでおとぎ話の世界から抜け出してきたかのように美しい湖畔の町『ブレッド』。 どちらもクロアチアのザグレブから日帰りでも行ける観光地としても人気ですが、ザグレブから公共交通機関を利用して行くと、時間的にどちらか1か所を訪れるだけで精一杯になってしまいます。 「せっかく遥々クロアチアやスロベニアに行くからには、できればどちらも諦めたくない!」「現地での時間を有効活用して、いろんな場所を訪れたい。でも、バタバタした余裕のない旅は嫌だ」「バス移動は苦手。らくらく専用車で移動したい」 そんな方におすすめなのが、プライベートツアー。専用車での旅なので、安心・らくらく移動でき、ポストイナ鍾乳洞とブレッド湖を1日で効率よく満喫することができます。 (※他のお客様との混載ツアーではなく、完全なプライベートツアーです。みなさまのペースで1日スロベニアをご満喫いらしてください!) ツアー概要・料金 【ツアー概要】 ○ツアー当日は専属ドライバーが専用車にて、ご宿泊先のザグレブ市内のホテルまでお迎えに上がります(混載ツアーではなく、完全なプライベートツアーです)。 ○『ポストイナ鍾乳洞』と『ブレッド』を訪れます(ポストイナ鍾乳洞の入場時間は季節により異なるため、ブレッドとポストイナどちらを先に訪れるかは当日の状況などにあわせてドライバーがご案内いたします) ○ポストイナ鍾乳洞ではスムーズに洞窟にご入場いただけるよう、ドライバーがエスコートいたします。 ○ブレッド観光時は完全フリータイム。ご自由にお楽しみください。ただし、ご希望であればブレッド城にもお車でお連れいたします。 ○ツアー終了後は、ザグレブ市内のご宿泊ホテルまで専用車にてお届けいたします。 ○ツアーの所要時間の目安は11時間程度です。ポストイナ鍾乳洞の観光所要時間は2時間程度(鍾乳洞内のツアーは約1時間半程度です)。ブレッドでは約3時間散策をお楽しみください。 (※ドライバーはポストイナ、ブレッドでは当日みなさまとお約束した時間、お約束の場所にて待機いたしますのでご自由に観光をお楽しみください。なお、ポストイナ鍾乳洞では洞窟専属英語ガイドのご案内&日本語オーディオガイドをお供に散策をお楽しみください) ○... »記事
【必見】行く価値あり?願い事が叶う鐘がある『ブレッド島』
スロベニアを代表する人気観光地ブレッド。 「ブレッド島って小さいらしいけど、島内に何があるの?」「島まで行くボートの乗船料が高いけど、行く価値ある?」というようなご質問をちょこちょこ耳にするブレッド島。 そこで今回はそんな方のために、ブレッド島の見所や島への行き方などをお伝えします。 島にはどうやって渡る? プレトナ・ボート 湖の畔からブレッド島への渡り方は、主に『プレトナ・ボートに乗船する』『小さな手漕ぎボートをレンタルして自力で行く』または『泳いでいく』の3通り。なかでも一般的で、多くの観光客が利用することとなるのがプレトナ・ボート。 しかも「ブレッドを訪れてプレトナ・ボートに乗船しなかったら、ブレッドを訪れたことにはならない」と言われる程、ブレッド観光時にはぜひ乗船していただきたいボートなのです。 島への渡り方について詳しくは『【保存版】ブレッド観光|プレトナ・ボートとは?乗り方、おすすめルートは?』をご覧ください。 島には何があるの? ブレッド島に建つ聖マリア教会 スロベニアで唯一の島としても知られている『ブレッド島』。とてもとても小さい島ですが、島内には聖マリア教会の他、カフェやお土産ショップ、博物館があります。 プレトナ・ボートで島に渡る人は下船時に船頭さんから「●分後にここに戻ってきてね」(大抵の場合”40分”程度です)と伝えられるため、島内で滞在できる時間に制限ができてしまいますが、島の観光自体は30分~40分もあれば十分楽しめます。 #gallery-1... »記事
【保存版】ブレッド観光|プレトナ・ボートとは?乗り方、おすすめルートは?
ブレッドを訪れたら必ず立ち寄りたいブレッド島。 湖の畔からブレッド島への渡り方は、主に『プレトナ・ボートに乗船する』『小さな手漕ぎボートをレンタルして自力で行く』または『泳いでいく』の3通り。 なかでも多くの観光客が利用することとなるのがプレトナ・ボート。「ブレッドを訪れてプレトナ・ボートに乗船しなかったら、ブレッドを訪れたことにはならない」と言われる程、ブレッド観光時にはぜひ乗船していただきたいボートなのです。 そこで今回は、チケットの買い方、利用時の注意点、ボート乗り場の位置やボートが進むルートなどなど、ブレッド観光、プレトナ・ボート利用時に知っておきたい情報を一気にまとめてお伝えします。 プレトナ・ボートとは? プレトナ・ボート 「プレトナ・ボート(Pletna)」とは、ブレッド湖に浮かぶブレッド島と岸を結ぶ、伝統的な手漕ぎボートのこと。 約20人を乗せることができる小型の手漕ぎボートで、ブレッド湖では1590年頃からブレッド島にある聖マリア教会へ巡礼に訪れる人々を運び続けてきたと言われています。平べったい底が特徴的な木製のボートで、たったひとりの船頭さんが2本のオールを漕いで進めます。 「プレトナ」という名前の由来には諸説あるそうですが、昔、このボートの屋根は編まれていたため、現地の言葉で“編む”という意味を持つ“pletene(プレテネ)”が語源になったのではないかと言われています。 父から子へと受け継がれる伝統 船頭のヤネスさん 現在でもブレッド湖で手漕ぎのプレトナ・ボートが使われているのは、湖の自然環境を守るため。船頭さんが2本のオールで、一生懸命漕いでボートを進めてくれます。 ボートの漕ぎ手である船頭さんのお仕事はブレッドでも限られた人々にのみ就くことを許されており、お父さんから息子さんへと、代々大切に受け継がれてきました。 「私の父も、その父も、その父の父もみんな代々プレトナ・ボート漕ぎさ。そして私の息子もね」と笑顔で話してくれたのは、船頭のヤネスさん。ずっとプレトナ・ボートの船頭さん一筋でお仕事をされてきたそうです。 プレトナ・ボートがブレッド湖で利用されるようになったのは1590年頃だと言われていますが、18世紀になると、このあたり一帯を支配していたハプスブルク家のマリア・テレジアが当時ブレッド周辺の『ムリノ(Mlino)』と呼ばれる地域に住む住人達に、プレトナ・ボートの運営の独占権を与えたとされています。 当時ムリノは、他の湖周辺のエリアと異なり農作物を育てられるスペースもなく、ムリノの人々は非常に貧しい生活を余儀なくされていたのだとか。 そんなムリノの人々を哀れに思ったマリア・テレジアは、当時ムリノに住んでいた23世帯の家族にブレッド島へ渡るプレトナ・ボートの運営独占権を与えたのです。 こうしてマリア・テレジアの計らいで安定した収入が得られるようになったムリノの人々は、その後も現在に至るまで父から息子へとその仕事を受け継いできました。 今でもプレトナ・ボートの漕ぎ手になれるのは、その23世帯のお家に生まれた男の子のみ。世代から世代へと、大切に伝統が受け継がれ守られています。 チケットの買い方・利用時の注意点 プレトナ・ボートのチケットは船頭さんから直接買います。料金は往復で一人18ユーロ。往復岸から島に渡る時ではなく、島から岸に戻る乗船時に船頭さんに現金で払います。(クレジットカードで支払いができないので要注意です) ボートに運航スケジュールはなく、乗客がある程度集まったところで出発します。観光ハイシーズンの夏はすぐにいっぱいになり出発しますが、冬などのオフシーズンは人が集まらずなかなか出発しないこともあるので、時間に余裕を持って気長に待ちましょう。 一般的に島での滞在時間は30分~40分程度。島に到着したら下船前に船頭さんが「●時●分にここに戻ってきてね」と伝えてくれるので、どのボートなのか忘れないようにしっかり覚えておき、指定された時間までに必ず戻ってきてくださいね。 プレトナ・ボート 乗り場 主なプレトナ・ボートの発着ポイントは下記マップの通り。 湖の周辺にはプレトナ・ボート乗り場が点在しており、下のマップで表示されているポイント以外にもいくつか発着所が存在します。 おすすめルートは? ブレッド湖 プレとナ・ボート発着乗り場マップ プレトナ・ボートはそれぞれの乗り場から、ブレッド島を目指して真っすぐに進みます。そのため、乗船する乗り場によって乗船時間が違うのがポイント。 【時間のない方は】 時間があまりない方は、②のムリノ(Mlino)や③のヴェリカ・ザカ(Velika... »記事
お土産探しにも!ブレッド城でチェックしたい4つのお店
ブレッド湖を一望できる崖の上にそびえる美しい古城『ブレッド城』。 今回はお城を訪れたらぜひチェックしてみたい、お店を4軒ご紹介します。とっておきのスロベニア土産を見つけてくださいね♪ はちみつショップ ... »記事