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【現地ガイド伝授】クロアチア旅行の季節・気候・服装アドバイス

クロアチア旅行は服装選びが難しい
クロアチア旅行は服装選びが難しい

 

みなさん、こんにちは!クロアチア在住ガイドのまみです。

 

このページに辿り着いたみなさんは、きっとクロアチア旅行を計画するにあたり「クロアチア旅行って、ベストシーズンはいつなんだろう?」「クロアチアの気候って、どんな感じなんだろう?」「どんな服装を用意していけばよいのかな?」などと疑問を持っていらっしゃる方がほとんどだと思います。

 

まず、クロアチアには日本と同じように四季があり、一年を通しいろいろな自然の表情で目を愉しませてくれます。

 

一年中美しいクロアチアですが、特に旅のベストシーズンは5~9月頃。

 

この時期、街には花が咲き乱れ、アドリア海は一層キラキラと美しく輝き世界中から訪れる多くの人々を魅了します。

 

真っ青なアドリア海を見るなら、やはり高確率でお天気に恵まれる夏がおすすめです

 

また7・8月は各地で様々なイベントが行われるので、イベントを楽しみたい方はこの時期の観光がおすすめです。

 

ところで、クロアチアの気候は訪れる季節やエリアによって大きく異なります

 

アドリア海沿いのエリアは地中海性気候、首都のザグレブなど内陸のエリアは大陸性気候に属しています。

 

クロアチアの春の気候・服装 (4~5月頃)

花が咲き乱れる美しい春
花が咲き乱れる美しい春

 

日本人の感覚では3月も「春」と呼びたくなるかもしれませんが、クロアチアではまだまだ寒い日が多く、冬の延長といった感じです。

 

特に内陸部ではまだ雪がちらつく日もしばしば。本格的な防寒対策はめったに必要ないですが、厚手のコートは必ず準備しておくことをおすすめします。

 

サマータイムが始まってまもない4月頃から本格的な春が始まり、街や野山にたくさんの花が咲き始めるのもこの時期です。サマータイムは毎年3月最終日曜日の午前1時に始まり、10月最終日曜日の午前1時まで続きます。

 

4月の中頃になるとアドリア海エリア、内陸エリア共に昼間は20℃を越えることが多くなり、日によっては薄手の長袖やTシャツで過ごせるくらい気温が上がることもありますが、それでも朝・夜は冷えるのであたたかいセーターや上着が必要です。

 

昼と朝晩の寒暖差が激しいので、重ね着をして体温調節ができるようにするとよいでしょう。

 

晴れの日は日差しが強いのでサングラスがあると便利です。街を散策しているだけでも結構日に焼けてしまうので、日焼けが気になる方は日焼け止めクリームもお忘れなく!

 

また暖かくなるこの時期から夏にかけて蚊がでてくるようになります。野山や森などの散策の予定がある方は、肌の露出をできるだけ避けたり、蚊よけのローションのご用意を(高圧ガスが使用されているスプレー缶式のものは飛行機内に持込が禁止されていますのでご注意下さい)。

 

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クロアチアの夏の気候・服装 (6~9月前半頃)

アドリア海がいっそう美しく輝く夏
アドリア海がいっそう美しく輝く夏

 

夏、特に7月から8月中頃にかけてクロアチアは観光ハイシーズンを迎えます。一年のなかでもアドリア海の青い輝きはいっそう美しさを増し、世界中から訪れる人々を魅了します。

 

ドゥブログニクをはじめとするアドリア海沿いの街にはクロアチア国内からの観光客はもちろん、世界中から多くの観光客が訪れます。夏はとても日差しが強く、年によってはかなり気温が上がることもありますが、空気がカラっと乾燥しているのでクーラーがなくても屋内や日陰では比較的快適に過ごすことができます。

 

この時期は春よりも一層日差しが強くなるのでサングラス日焼け止めはもちろん、帽子も用意するといいでしょう。

 

夏と言っても人によっては夜になると肌寒く感じるくらい気温が下がるので、念のための羽織もののご用意を。サマータイムによって日が長くなるので夜も21時近くまで空が明るく、1日が長く感じられます。

 

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クロアチアの秋と冬の気候・服装 (9月後半~3月末頃)

雪に包まれるプリトヴィッツェ
雪に包まれるプリトヴィッツェ

 

年によっては9月の前半から急に秋が始まることもありますが、たいていの場合は9月中頃まで穏やかな気候を楽しむことができます。9月後半からだんだんと気温が下がり、日も短くなってゆきます。

 

9月の後半あたりになると特に天気が悪い日などは昼間でも肌寒く感じることもありますし、夜はコートジャケットが必須となります。春よりも厚めのしっかりとした上着を持参し、重ね着などをしてしっかりと体温調節ができるようにしてください。

 

11~2月になると夕方16時頃にはすでに空が暗くなります。特に内陸エリアは雪が深く降り積もることが多く、気温もマイナスになることがしょっちゅうなので暖かいセーターやコートはもちろん、手袋やマフラー、耳あて、帽子、ブーツ、厚めの靴下や下着など、念入りな防寒対策が必要です。

 

一方アドリア海沿いのエリアは内陸エリアほど気温は低くなりませんし(平均気温約7~10℃程度)、マイナスになることもまずありませんが、雨が降ることが多くなります

 

折りたたみの傘などは日本の方が安くてしっかりしている物が多いので、日本から軽量タイプの折り畳み傘を持参すると便利です。

 

内陸エリア、アドリア海沿いエリアを問わず、この時期は雪や雨のせいで足元が悪くなるので、女性のハイヒールやかかとの高いブーツはおすすめしません。

 

ちなみに、クリスマスを過ぎると街中のお店でウィンターセールが開催されるようになり掘り出し物が手に入ることも! 万が一防寒対策が足りなかった場合などは現地調達という手もあります。

 

冬のこの時期は室内は暖房でとても暖かく外の気温と大きく異なるので、体温調節をしっかりとできるような服装を用意して、風邪を引かないように気をつけてください。

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以上、みなさんのクロアチアの旅の準備のヒントになれば幸いです。

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