クロアチアのリエカの名所のひとつであるトルサット城のすぐ近くには「トルサット聖母教会(Gospa Trsatska)」があり、カトリック教徒の巡礼地として毎年世界中から信者が訪れます。
この教会にはある伝説が存在します。
奇跡が起こったのは1291年5月10日のこと。なんと、この教会が建つ地にイエス・キリストが暮らした家が、イスラエルのナザレからこの地に天使によって運ばれてきたのだとか・・・!
それから700年以上もの間、トルサットには世界中からたくさんの巡礼者が訪れるようになり、2003年6月にはローマ教皇・ヨハネ・パウロ二世もこの地を訪れました。
また、クロアチア国内で聖母マリアに捧げられた教会の中で最も古いものだと言われており、8月15日の「聖母被昇天祭」には、クロアチア国内からはもちろん、ヨーロッパやアメリカなど世界中から多くの巡礼者が訪れます。
また教会には1367年にローマ教皇・ウルバヌス5世から授けられたと言われる聖母子画が残されており、宝物として大切に保存されています。このイコンは14世紀の北部地中海地域において、大変芸術的価値にすぐれた作品として今日注目を集めています。
現在オリジナルを見ることはできませんが、主催壇の上にはそのレプリカが飾られいます。
また、教会のすぐ隣にはフランシスコ会修道院が建っており、修道院の回廊には聖母マリアの生涯を描いた連作の絵を見ることができます。
トルサット散策の際はどうぞお見逃しなく!
■Gospa Trsatska(トルサット聖母教会)
毎日6:30~19:30
※ただし、下記時間帯はミサのため見学不可平日 7:00、8:00、9:00、19:00
日曜、祝日 7:00、8:00、9:00、10:00、11:30、19:00
入場料:無料
アクセス:トルサット城から徒歩約5分。リエカ中心地からトルサット城までのアクセス方法は「【リエカ観光】絶景スポット「トルサット城」へのアクセス方法」をご覧ください。