プリトヴィッツェの森が枯れた?!
みなさん、こんにちは。クロアチア在住ガイドのまみです。
先日(2026年8月28日)、久しぶりにガイドでプリトヴィッツェ湖群国立公園を訪れました。
前回プリトヴィッツェを訪れたのは7月下旬だったので、ほぼ1カ月ぶりの訪問でした。

これまで何度も歩いてきた場所ですが、今回、下湖群の景色を見てまず驚いたのが、「森が茶色くなっている」ということでした。
8月末とはいえ、例年ならプリトヴィッツェはまだ緑の印象が強い時期。
ところが今回は、下湖群を囲む斜面の広い範囲で木々の葉っぱが褐色になり、遊歩道から見える範囲でも乾燥した葉が非常に目立っていました。
写真で見ると、緑の木々の間に茶色く変色した木がかなり広い範囲で混じっているのが分かります。
今回ご案内させていただいたみなさまの中には、過去に9月のプリトヴィッツェへお越しくださったリピーターさんがいらしたのですが、その方も「前回はもっと緑で溢れていたので、びっくりです・・・!」と話されていました。
紅葉?

一見すると「もう紅葉がはじまっているのかな?」と思うかれません。
ですが、例年、プリトヴィッツェの紅葉は10月に入ってから。
年により多少前後しますが、たいてい9月末〜10月初旬に黄色く色づき始め、10月中旬に紅葉の見頃をむかえます。そして、枯れ葉の季節は10月下旬になってからです。
今回見られた木々は、紅葉などではなく、葉、木全体にが極度に乾燥し、そのまま茶色くなったような状態。
葉を付けたまま全体が褐色になっている木も目につきました。

湖はあいかわらず美しかったですが、元気のない木々の姿を見て、プリトヴィッツェを愛するひとりとして、やはりショックでした。
一瞬、木の病気の可能性も考えましたが、この夏のヨーロッパ、クロアチアは極度の猛暑・雨不足だったので、やはり乾燥が原因だろうとすぐに思いあたりました。
たまたま顔見知りのプリトヴィッツェ在住のガイド仲間が歩いていたので、「木がたくさん枯れているけど、どうしちゃったの?ここもやっぱりかなり暑かった?1カ月ぶりくらいにきたけど、木が枯れていてショック…」と尋ねてみました。
すると「そうなんだ。ここ1ヶ月くらいまともに雨が降っていなくてね。ヨーロッパ全体が猛暑で各地が大変なことになってるけど、プリトヴィッツェも木が枯れちゃったよ」という返答が。

長年プリトヴィッツェを見てきた立場からすると、今回の景色はかなり衝撃的でした。 植物は強い高温や水分不足にさらされると、葉を早く落としたり、葉を茶色くしたりすることで水分の消費を抑えることがあるのだとか。
その場合、次の春に再び葉を出すこともあるそうです。
完全に「枯死している」かどうかは、この日判断することはできませんが(なかには完全に枯死している木もありました)、一時的な乾燥ストレスによる早期落葉である可能性を願うばかりです。
プリトヴィッツェ観光に影響は?

ここまで読んで「今プリトヴィッツェへ行ってもきれいな景色は見れないの?」と心配されるかもしれませんが、ご安心ください!
雨がしばらく降っていないので、湖の水位はやや低め。それでも湖そのものは相変わらず美しく、鮮やかなターコイズブルーに輝いていました。
また、事情を知らずに訪れた方なら「もう紅葉が始まったのかな?」と思うような美しい景色。
9月に入っても園内はまだまだ賑わっています。
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(2026年8月31日公開)
















